今週のテーマは「台風」です。うーん、きてしまった…
私、かつて耐風構造の研究室に所属(だけ)してましたので、色々と文献を漁ったような記憶があります。今回はあれこれとうるさいですよ。
そもそも台風とは?似たような言葉でハリケーンやサイクロンというのがありますけど、何が違うの?実は台風の定義というのは細かくてですね。。
「180度経線より西の北西太平洋、および南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が17m/sを超えるもの」を台風と呼びます。つい先日の台風14号は東北沖で温帯低気圧に変わったと伝えられました。あれは構造の変化により台風と呼べなくなったんですね。
ちなみに「180度経線より東の北東太平洋、およびカリブ海、北大西洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が33m/sを超えるもの」をハリケーンと呼び、「インド洋や南太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が17m/sを超えるもの」をサイクロンと呼びます。
つまり、大まかに言えば、主に場所によって呼び方が変わるのです。
最大風速、最大瞬間風速の違いは置いといて…風速は秒速(メートル毎秒)で表されます。意外とこの単位はピンと来ないので時速(キロメートル毎時)に直してみましょう。今回の台風14号の最大瞬間風速は大分県で50m/sを観測しました。時速に直すと…なんと、180km/h!!
風速25m/sを越えると瓦が剥がれる可能性があるので、風速50m/sのもとでは、スポーツカー並みの速度で瓦が飛んでくることがあるということです。気づいたときにはもう当たってます。
(リンク先に強風による大きな被害をもたらした2018年台風21号の動画があります。)
台風による大雨や洪水も怖いですが、なんといっても強風による飛来物は非常に恐ろしいんです。間違っても出歩かず、家に引きこもってくださいね。
なんだかまとまりがなくなってきましたが、最後に紹介だけ。
私がお世話になった先生が台風のVR動画を作られております。お近くにおられる方はオープンキャンパスにご参加してみては??
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