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執筆者の写真【事務局長】岡田 光輝

モチベーションのあげ方

”Motive”は内発的な動機のことを云うらしい。対して、外的な誘因による動機づけは、”incentive”の方をつかうのが一般である。


モチベーションのあげ方という問は、如何に自らを鼓舞するかという問と等しく、おそらくは短期的で即効性のあるものを普通思い浮かべるわけだが、元来内発的なものであるところの動機を、短期間でどうこうしようというのにはある種の矛盾を思わないでもない。


とはいえ、自身に対しても時折思うことだが、モチベーションが続かないとか、そもそもモチベーションが湧かないとか、そういうことは誰しもが口にすることには違いない。そうであるならば、この”モチベーション”なるものを一考しておくことにはそれなりの価値があるやもしれぬ。


ーモチベーションの定義

当然のことだが、そもそも動機とは、「何を、なぜやるのか。」といったことを説明する上での構成要素と見ることができるだろう。

モチベーション(動機づけ)も、また云うならば、何らかの行動の開始、その行動の方向性や、取り組み方の強度、持続性あるいは、質といったものに関する説明変数の一つと見ることができる。


そうであるならば、モチベーションを如何に喚起あるいは、維持するかという問の答えは、必然的に各人の経験の中にあると言っていい。


過去なんらかの活動なり、行動をしたときに、なぜそれにengageし、あるいは継続し得たのか(あるいはしなかったのか)、reappraisalすることで、自ずから見えてくるものがあるだろう。


例えば心理学の分野ではこんなことを問われる。

 What activities do you engage in frequently because you enjoy them?
 What activities do you engage in frequently even though you don’t enjoy them?


自身の経験からこの問に答えるならば、

前者は「雑文を書くこと」、後者は「そんなものはない」ということにでもなるだろうか。


私は自ら自身を鼓舞したようなことはおそらくない。大凡怠惰なのである。

全体面白くもないことを継続することはできない。仮にどんなに有意義で意味のあることであってもだ。義務感とか、責任感とか、あるいはある種の必要性とかに駆られてすることが継続した試しはない。尤も外から矢継ぎ早にそういう類のものが降ってくるような状況であるなら話は別だが、そんなものはそもそも“モチベーション”を必要とはしないのである。


面白ければ持続するが、そうでなければ継続し得ない。そんな月並の話に帰着してしまったわけだが、我々の常識に問えばそういうことにしかならぬのではないかと私は思う。


Schooling should be as enjoyable as it can be for both teachers and students. Therefore, whenever your instructional objectives can be met through a variety of activities, emphasize activities that students find rewarding and avoid ones that they find boring or aversive.

Jere Brophy(2004). Motivating students to learn second edition p243

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