先週、
すべての生徒が主体的に自己実現できる学びの場をつくる
という燈心嶺の目指す姿に少し触れました。
その様な場づくりを目指していく上で、切っても切り離せないものの一つが“キャリア教育”だと思います。
「キャリア」だけ聞くと、なんだか高学歴のエリート会社員や国家公務員をイメージしますが、文部科学省の定めるところによると、
キャリア教育とは
子ども・若者がキャリアを形成していくために必要な能力や態度の育成を目標とする教育的働きかけである
とのことです。
(態度…?)
説明文の中に「キャリア」という言葉が入ってきてしまいました。
この言葉をウェブリオ辞書で引いてみたところ
1 職業・技能上の経験。経歴。「—を積む」「—不足」 2 上級試験や一種試験に合格し、採用された国家公務員。「—組」
とのことです。
これらが間違っているとは思いませんが、足りないとは強く思います。
キャリアとは、広義で「生き方」であると考えます。
そして「生き方」の中には、仕事的側面も含まれますが、同時に私生活的側面が含まれるはずです。
社会生活のあり方は様々です。
ワークライフバランスを取る方もいれば、仕事と私生活が融合し区別のない方もいます。
それらはどちらが良いとかではなく、全て合わせて「生き方」であると思うのです。
人は百人百様、千差万別です。
正解はありませんが、最適解を探して目指していく。
それがキャリアを考えることだと思います。
偉そうに書いてしまいましたが、僕はこれらを一年前までは全く考えていませんでした。
言い訳をするなら、余裕が無かった。
一方で、今は日々考える余裕とゆとりがあり、そして生徒達と対話する中で考えさせられる“機会”があります。
自分自身模索の最中ですが、まずは燈心嶺に通ってくれる塾生達と
広義での“キャリア”を、一緒に考えていきます。
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