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執筆者の写真【塾講師】菅原 和仁

みずからまなぶ

僕は学校の勉強が嫌いでした。


けれど、成績は300人中4位でした。


けれど、模試などの順位は真ん中より下でした。



上記の結果は、「やらされている感」への拒否感と、「少しでも楽をしたい」という気持ちから辿り着いたものです。


“見た目”は優等生だったので、授業や宿題はしっかりやりましたが、それ以上の事はしませんでした。


週一回しか休みの無い硬式テニス部に所属し、生徒会本部の会計も担っていたので、純粋に時間が無かった面もありますが。



定期試験の点数の正体は、試験2週間前からの勉強にあります。


とにかく時間を使い、“試験範囲は完璧”な状態を目指しました。


目に見えて実益のある“良い成績”を得られるためです。



一方で、模試に対しては何もしませんでした。


成績に響くこともなく、実益を感じられなかったためです。


「大学に行く」だけなら、何をどうすればいいのか想像のつかない受験勉強をするよりも、“良い成績”で推薦を取る方が、確実で楽だと考えていました。



今思えば、なんと浅はかだったのかと思います。


受験勉強をしたくないという思いは未だにありますが、目的の置き方は何とかできなかったものか。


ただリスクを過剰に恐れて指定校推薦に逃げただけだったと、振り返って感じます。



僕は、高校生だからこそできる経験を求めて部活と生徒会本部に入りました。


であるならば、もっと遠くの景色を見に行ったり、学外の人と関わりを持ったり、他にもできたことは多かったはず。


しかし当時は、思いつきもしませんでした。



知らない事は、選びようがない。


知らないまま過ごすのは、勿体無い事なのではないか。


そう考え、塾生達には可能な限り機会をつくり続けていきたいと思います。



とは言うものの、結局は自ら「やってみたい」と思わないことには、面白くないし身につきません。


燈心嶺に参画して、数学Ⅰの問題集を開いた時、全然覚えていなかったことが証明しています(?) 塾で手すきの時間は、約10年ぶりに学校の勉強をすることになりました。



今、勉強が、楽しいです。驚くべき事に。


数学は正直あまり触っていませんが、化学基礎、物理基礎、生物基礎の勉強は、理解が進む程に面白いと感じています。


おそらくこれは、「やりたくてやっている」からだと思います。



ここで英語やら日本史やらを“やらされる”事態にもしなれば、僕は旅に出ることになるでしょう。


幸い素晴らしい環境ですので、今のところその未来は来ない、はずです。


「やりたいからやる」と楽しいですし、理解も早く深くなる、と実感しながら働いています。



「みずからまなぶ」、格好よく変換すると主体的に学習する、とかでしょうか。


お、これはまさしく燈心嶺が目指すところです。


「すべての生徒が主体的に自己実現できる学びの場をつくる」べく、これからも日々Y○uTubeで勉強していく所存です。

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