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執筆者の写真【塾講師】大原 広資

自由故に


おはこんばんちは、ハラスです。

今週のテーマは「芸術」ですね。



大学時代、建築学科に所属していた私は、芸術が作り出す大きな壁に大変苦しんだ記憶があります。その壁とは「自由故の正解の無さ」です。

今でも覚えている課題が「3枚の写真を飾る場を設計せよ」というものでした。

まずは3枚の写真を選定することから始まり、その写真から何を伝えたいのか、はたまたどう見せるのか。階段を登って上から?それとも狭い廊下を抜けて現れる大きな広間で?光源は?敷地は?………



元来、答えが決まっている数学や物理が好きな私にとってこの世界観は苦痛にも思えました。そして憧れだった建築から逃げ、今は日々数学を解き続けています。笑



しかし、塾講師をしていても「自由故の正解の無さ」は付き纏っています。もちろん、文科省によりカリキュラムは決まっているし、解法もある程度は限定的ですが、生徒のレベルや要求に応じて教える内容や伝え方は変わるだろうし、有限な時間の中で生徒に何をやらすべきか、などなど、やはり自由である。

では、今も自由に苦しめられているのかというと、楽しいと思えることが圧倒的に多い。大学時代に感じた自由からくる苦しさを楽しさに変えることができたのは何が原因だろうか。



思うに、大学時代にはある観点が抜け落ちていたのだと思う。創造というのは、0→1であると思っていたが、多くの人はそんなことはできない。0→0.5→1のように途中段階が必要で、それを可能にする土壌が「模倣による経験値の積み重ね」であると今は思える。模倣を繰り返すことで自分の中で幹がつくられていき、枝葉の部分で自分独自の自由さを表現するのではないだろうか。いきなり0→1ができちゃう天才もいますけどね。



大学時代に少しでもこの観点を持つことができれば、壁を少しづつでも登って上からの景色を楽しめたかなぁと思うこともありますが、悔やんでも時間は戻りません、先に生かしていくしかないですね!





何を言いたいかわからなくなったので・・・おしまい!

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