今週のテーマはW杯開幕ということで、“2014”とのこと。
二大会前のW杯ですから、実に8年前になるんですね。
田畑さんが書いてましたが、当時の日本代表はザックジャパン。
実は本大会はどういうわけか覚えていませんが、前年に行われた親善試合のオランダ戦をよく覚えています。
当時ロッベン、ファン・デル・ファールトなど擁するスター軍団オランダ相手に 「自分たちのサッカー」で挑んだ日本代表、
本田選手、香川選手らを筆頭にFCバルセロナかと見紛うようなパス回しと連携でオランダゴールを奪った様には興奮を禁じえませんでした。
そんな期待も大きかった当時の代表ですが、本大会ではまさかのGS敗退。
“Tiki-Taka”と称された、パスとポゼッションを前提としたバルセロナ、スペインのサッカーが世界を席巻したのは、ほんのわずか前のこと。
EURO2008、そして2010年W杯と続けざまにタイトルを取ったスペイン代表、そして同じシーズンにクラブ最高峰の欧州CLを制したバルセロナは、いずれも2014年には無冠に終わっています。
無論私は専門家でもありませんから、憶断と偏見に満ちた解釈ですが、
もはや2014年当時、日本が目指した自分たちのサッカー(≒パスサッカー)は、対策されつくしていたのではないかということです。
この時リオで覇者になったのはドイツでした。
素早いプレスとボール奪取から前線へ直線的にボールを供給する。
これは一世を風靡した”Tiki-Taka”へのひとつの回答であり、“2014”におけるベストアンサーだったのではないかと私は思っています。
と、偏見と個人的趣味に満ちた記事になってしまいましたが、最後にそれらしくまとめておくと、
目まぐるしく変わるトレンドに如何に適応するかは、サッカーに限らず緊要なテーマだろうということです。
これまでの成功事例は決して明日の成功を保証するものではない。
こだわりは無論大切なことには違いありませんが、と同時に不断のアップデートもまた同じく必要ということではないでしょうか。
そして、何よりも“今”に如何にして向き合うか、ということ。
というわけで私はカタールの地での代表の活躍を楽しみにしたいと思います。
がんばれニッポン!
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