先日、寮のある町、本山町が主催する英会話教室に行きました。
月に2回、小学校と中学校の2人のALTの先生がそれぞれ1クラスずつ教えてくれて、無料で参加することができます。
小学生のクラスからは、わいわい英語であいさつしたり、元気に歌ったりしている楽しそうな声が聞こえてきて、私が参加したクラスでは、自己紹介に始まり、休みの日に何をする?とか、お金も時間もあったらどこに行きたい?など質問し合いながらフリートークをして1時間弱過ごしました。
久しぶりの「自分の英語で人と話す」時間だったので、ちょっと緊張もしましたが、やっぱり通じると楽しいですね。
私は、中学3年生の時に、塾に行かずに勉強することを条件に、約1カ月アメリカでホームステイをさせてもらったことがあります。それに向けて英会話を習ったりもしていたので、海外の方と英語で話すことにはある程度慣れているはずだったのですが、初めての海外で英語を使えたうれしさというかドキドキ感は別物でした。
周りから聞こえてくるものも、目に入るものも、すべて英語の世界。そんな初めてがあふれた場で、相手の言っていることがわかる、自分の思いも伝わっている、そう思えたことは、当時の自分にとって、とても大きな経験でした。
世界が広がっていく、というとちょっと大げさですが、全くの未知だったものに、ちょっとだけ手が届きそうな、そんなわくわく。
それから10年弱、今でも英語の勉強はゆるりと続けています。わかる言葉もつかえる表現も当時よりは増えていると思うのですが、何年経っても、”伝わっている”という感覚になれるのはうれしいものです。
そもそものきっかけは、ただただかっこいい!みたいな単純なものだった気がします。今もなにか目標や目的があるわけではありません。いつか話せるようになりたい、あんなふうに話せたら楽しいだろうなぁくらいのものですが、それでもここまで続いているのには、中学生の時にアメリカで経験した、あのわくわくドキドキの影響は少なくないと思います。
多くの日本人は中学校から高校まで6年間毎日英語を習うのに、なかなか英語が話せないとよく言われます。もれなく私もその一人です。
文法や発音が完璧でなくても、伝える、伝わる、そういう英語を身につけたいと改めて思いました。
ちなみに嶺北高校には留学の支援制度があります。なんと留学にかかる費用の90%まで、最大で50万円の補助をしてくれるそうです。うらやましい。。。コロナ禍も落ち着いてきて、だんだんと海外への扉も開いてきました。ちょっとでも興味がある生徒がいたらぜひ行ってみてほしいです。
(こうやって書くとなんだかPR記事みたいでちょっと気が引けますが、素直な気持ちです!)
最後に海外に行ったのはちょうどコロナでロックダウン寸前のアメリカ。
写真はそのときに行ったUCLAのかっこいい図書館です。
帰国して2日後くらいのニュースで、自分がついこの間までいた場所の、誰もいない風景が流れてきたときはドキッとしましたが。
それからもう3年。
そろそろまた、新しいわくわくやドキドキを探しにいきたいです。
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