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執筆者の写真【塾講師】大原 広資

再訪したい国

おはこんばんちは、ハラスです。

さて、行ってみたい国というテーマなのですが、あまりに多過ぎて書ききれない気がしますので、少し捻って「再訪したい国」としてみましょう。

学生時代が幸か不幸か長かったので、そこそこ多くの国を訪れてきたせいもあって、再訪したい国というのもこれまた多いのですが、ダントツで一位は「インド」です。



私にとって、インドは初めての海外旅行で訪れた国であり、10年たった今でも色褪せない強烈な印象を残している国であります。

当時の私は就職活動を意識し出している頃であり、漠然と世界を股にかけて仕事するのってカッチョいいなぁ、じゃあ話のネタにでも一人で海外行ってみるか、んじゃ一発目にみんなが避けそうなとこでも行ってみるか、よしインド!ぐらいの軽ーい気持ちで出発しました。



直前で飛行機の便が変更になったせいもあって、深夜にコルカタ空港に到着、真っ暗闇の中、車の薄汚れた光だけを頼りに街へ向かうのですが、時折、暗がりに動く2つの反射する光があって、目を凝らしてそちらを見れば、その光は野犬の目だったのです。よく見ればそこかしこに野犬、そして時には人もいて、闇の深さも相まって恐怖に震えながら、あぁ来てしまったんだインドに、と思ったことを覚えています。



現地の中流階級のご家庭にホームステイさせてもらいながら、一週間ほどマザーハウスでボランティアをすることがメインでした。バスに飛び乗り(インドのバスはバス停でプシューと止まってくれない!笑)、半時間ほどかけてマザーハウスへ、そして各施設へ。一週間の中で、様々な施設を訪れました。孤児院、病気を患った老人の介護施設…



病気になったが故に家族に捨てられた老人が多数いたことにショックを受けたり、世界各地からボランティアに来ている人々と交流したり、街をプラプラあてもなく歩いて一日、また1日と過ごしていく内に、実は私が見ていた施設は、インドの貧困のほんの表面であって、駅には老婆のホームレスがいたり、スラムには私が下げていたペットボトルを奪いにくる子供がいたりと、行政の手の届かない、貧困の根深さを感じたものです。そして、改めて日本という国は恵まれていることを認識しました。

(線路のそばにはスラムが広がる)



その後は、コルカタから離れ、ヒンドゥー教の聖地でガンジス川に入ってみたり、現地の若者と仲良くなって飯食ったり。

沢山の経験の中で生まれた様々な感情や学びを、拙い文章でここに記すのは何だか小っ恥ずかしいし、やりませんが、インドを離れる時に現地の人に「インドは気に入ったか」と聞かれ、迷いもせず、「あぁ、また来るよ」と答えたことは今でも忘れません。

(次々と沐浴をしにくる人達)



10年の時を経て、行政、インフラの整備により、インドが抱える問題がどのように解消されているか、解消されていないのかわかりませんが、どちらにせよ、今行っても必ずや新しい感情、発見を与えてくれるであろうインドは再訪したい国であることには間違いありません。

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