1on1という文化
- 【塾講師】菅原 和仁
- 2022年7月2日
- 読了時間: 2分
燈心嶺では、月に一度「1on1(ワン-オン-ワン)」を実施しています。
塾生とスタッフが、一対一でざっくばらんに対話する時間です。
生徒の学習状況の把握などの側面も持っていますが、
1on1の最も重要な役割は“信頼関係”の構築です。
信頼関係の構築に正解はありませんが、
“生徒が持っている関心へ関心を持つこと”
が、一つ肝要だと考えています。
何が好きで、今何をしたいと考えていて、現状をどう捉えているのか。
そんなことを沢山尋ねます。
とある生徒は、「将来の夢とか訊かれてもわからない」
と言っていました。
一方で、どんな環境で暮らせたら楽しそうか尋ねると、
「植物に囲まれていたい」
いいね、素敵!
どんな植物が好きか、野菜とかでもアリなのか…。
気になることを色々きいて、その日は終わりました。
ある日、「植物を研究できる大学に行きたいです」
ちゃんとした設備で実験や実習ができるところで考えると、
そういった学部がある大学かなとなったそうです。
自発的に教えてくれたことと、一つ道筋が見えたこと。
二重に嬉しく思いました。
今後は適した大学を探しつつ、受験に向けた準備を
一緒にやっていきます。
僕は、進路や将来の夢について問われると、頭の中がグルグルして
何も答えられない生徒でした。
けれど、どんな状態だと楽しいとか、どんな環境だと
やる気が出るとかは、問われたら答えられました。
そんな状態や環境を目指したり、つくったりしていたら、
気が付けば今も楽しく元気に生きています。
進路や夢を考えることは、確かに大事だと思います。
でも、進路や夢という大きな言葉が苦手ならば、
違う軸から考えてみるのも、一興かなと思うこの頃です。
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